先日、息子が40.4℃の高熱を出した。
記憶ではこれが3回目だろうか。
多分夜中はもっと上がっていたと思う。
前日の夜、センセイに怒られて泣きながら眠りについたし
3月末に初めて行った旅行の疲れも溜まっていたのだろう。
熱は副交感神経が優位になる夕方〜夜に高くなる。
昼間は熱があるものの、家の中で普通に遊んでいたのが
だんだんと機嫌が悪くなっていった・・・
お米は口にしなかったけど、ヨーグルトや果物などは食べて
もう寝る体制に入るころには大泣き。
私はあまり風邪を引いたり高熱を出した経験がないので(体が鈍くなってるのだと思う。。)
どういう状態なのか、想像が難しくて
ただただそばにいて手を当てるしかなかった。
抱っこしつつ、隣でわんわん泣いている様子を見ると
かわいそうだな、と思うのだけど
これだけ声が出るなら大丈夫だな。という安心感もあり、不思議と落ち着いていた。
本当にやばかったらぐったりしているだろうから。。
で驚いたのが、翌朝。
出産時いろいろとトラブルがあって
息子は少し肌がカサカサ。
私がアトピーなのもあって、これからどうなるのかとても心配していたのだけど
熱がサーっと引いて、肌がサラサラすべすべになっていたのだ?!
これはもう、本当によく頑張ったね。
よく頑張って経過したね、と心の中でガッツポーズだった^^
やっぱり高熱とか病気には
それなりの意味があって
体はいつも健康に向かって働いているんだな、と嬉しくなった。
ひと段落して、すごかったねぇ、きれいになったねぇとセンセイと話していたら
おもむろに本を持ってきて
「これのことだねぇ^^」と。
・・事実、四十度越しますと、親から貰った梅毒のようなものでもなくなってしまうのです。・・・だから私は、子供が高い熱を出すと、“これで安心だ”と思うのです。
・・・
ともかく、子供が熱を出せば、みんな掃除がつくのです。さっさと出したものは、さっさとよくなるのです。何故よくなるのか。丈夫な者は高い熱が出る。年を取ると、四十度などという熱はなかなか出ない。三十七度か三十八度くらいです。子供は四十度からの高い熱が出る。高い熱が出るのは、生きていく体の機構が生命を保ち、全うするために必要な処置として働くからで、 ...
(『整体法の基礎』pp.23-24)
ほんとだ。まさに掃除。
熱が出ると確かに心配になるけど、その熱を人為的に下げることでの弊害もまた怖い。
野口先生はこうした経過を辿らないで、病気の消毒が済まないまま成人していくのは大変怖いと書いている。
何か外からの力で熱を下げたなら、あんなに肌がすべすべになるなんてことなかっただろうな。
これは目に見えて「経過する」ことの大切さがわかったので、貴重な体験だった。
体はいつも間違わないんだ。
結局高熱は一晩だけで、朝にはケロッとして元気いっぱいだったしね^^ (厳密に言うと、熱が下がった時が一番注意しなくてはいけない時のようで。これはまた別の時に・・・)