先日の活元会の茶話会の際 潜在意識教育の話になった。
子供が学校かどこかで バイキンやウィルスの話を聞いて それ以来、 手すりやつり革など触るのも怖くなってしまったという。
多分、風邪の予防のためとかで きちんと手洗いうがいをしましょうね、 と教育したかったのだろう。
子供は家に帰ってもいろいろな空想が働いて怖いものだらけ。 そんな時に、どういう風に声をかけるか。
「きちんと手洗いうがいをしていれば大丈夫よ」 と言うのは顕在意識への語りかけなので 頭では「うん」と言ってわかったつもりでも 「怖い」は消えない。
では
「じゃあ、今まで病気にならないで、元気にいられたのはどうして?」 と聞けば 「あ、そうか。そうだね。抵抗力があるんだ。」 とスッと大丈夫ということが腑に落ちる。
野口先生はこういうふうに 相手に空想させて 不安や思い込みをさっと取り除いてしまうという。
操法をしなくても こういうやりとりで病気を忘れて 元気になってしまったケースも多くあったらしい。
このほかにもいろいろと 潜在意識に語りかける逸話は センセイから聞くけど 自分ではなかなかこうはできない。
人の潜在意識に語りかけるのは簡単なことではない。
だけど、昨日書いた ばあばとの会話も 潜在意識が動いたのだと私は思う。
説得や論破は無意味だ。
氷山の一角である顕在意識(頭)でいくら大丈夫と思っても その下にある想像もつかないほど大きい潜在意識が動かなければ 思い込みを塗り替えるのは難しい。
その潜在意識へ語りかける ちょっとした一言が使えれば 人のやる気が引き出せたり 励ましたりもできるのだろうな。
いつか、私もそんな言葉がかけられるようになるだろうか。